行事のご案内

 除夜の鐘法要のご案内


12月31日 午後11時45分頃より

 本年も大晦日の夜に108の除夜の鐘を打ち鳴らします。108回は百八煩悩に由来し、往く年を反省し来る年に希望を託して除災招福を祈ります。
 12月31日午後11時45分頃から平成14年春に落慶した法善寺鐘楼門(改修の様子はこちら)の下で行われます。一年の反省と新しい年への希望を込めて皆様方のお名前を彫り込んで新しく新調した梵鐘を鳴らしましょう。ご参加いただいた先着108名の方々には、甘酒等のお飲み物等のご接待も有ります。
 厳寒の時節ゆえ暖かく身支度をしてお誘い合わせの上ご参詣下さいませ。

来る12月31日午後11時30分集合、番号札配布

 大晦日は、「大つごもり」ともいわれます。「晦」という字は「暗い」という意味です。旧暦30日は月の出ない闇夜ですので、月が隠れるということで、「月ごもり」といい、それが「つごもり」と呼ばれるようになり、一年の最後の日を「大晦日」「大つごもり」といわれるようになりました。また大晦日は除日ともいい、除日の夜が除夜です。つまり、除夜の法要は大晦日から新年の元旦への引継ぎの大切な儀式なのです。

 〔なぜ、大晦日に除夜の鐘を打つのですか?〕

 これについては、時間の「鬼門」封じではないかと推察されます。
 12月は「丑」の月であります、そして1月は「寅」の月であります。
 ということは、12月31日の大晦日の夜から1月1日の元旦にかけては時空における「鬼門」が発生します。この時空の「鬼門」である大晦日の夜を除きとるための呪術の儀式が除夜の鐘の始まりでありました。
 しかし、なぜ、除夜の鐘なのか?
これを陰陽道的に推理すればこう考えられます。つまり、鐘=金気であります、そして金気は金剋木で木気をいためつけます。春は木気に配当されますので、新春を迎えるにあたってはそれを妨げる要因を潰す必要がありますので、なにか金気のものを傷めつけることが求められます。この金気を傷めつけることが、鐘を打つということにつながったのかもしれません。そして、春を迎える前にやってくる鬼門を封じる行為が重なったのではないか?・・・
 日本人はなんでも取り入れるのが得意ですので、陰陽道+神道+仏教などの融合でこんな風習が生まれたのではないでしょうか。正月に餅を焼いたりして食べるのも金気を封じる呪術だとも言われてますから、似たような意味があるのですね。
 「108の煩悩」というのは、こう説明されます。
人間の感覚を司る眼(げん)耳(に)鼻(び)舌(ぜつ)身(しん)意(い)の六つ(これを六根と呼びます)が、それぞれに好(気持ちがよい)悪(不快)平(どちらでもない)の三種があって3×6=18の煩悩となり、これが、また浄(きれい)染(きたない)の二種に分かれ18×2=36の煩悩になり、さらに、過去、現在、未来の三つの時間が関わって、36×3=108となります。これが、108の煩悩だという謂われです。これを鐘の音が淨めて行くという事です。我国では、鐘や鈴の音に浄化作用があるというのは古くから信じられていました。煩悩を除いて新年を迎える!何と素晴らしい行事でありませんか。清浄な心身で新年を迎えたいものです。